ひょうたんの土作り(基本用土) ①

南側に面しているアパートが以前より背の高いものに建て替えられてただでさえ悪い日当たりがますます悪くなり、先行きがいきなり不安ですがその他の面で頑張っていこうと思います。まずは土作りです。

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ひょうたんの種まきは3月、苗植えは4~5月になりますが土作りは早めに行なったほうが腐植(有機物の分解物)が作られ、土壌生物の豊富な良い土になります。以下の記事を参考に土作りを行いました。

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基本用土の構成

基本用土は以下のような比率で作りました

特に意識したのは排水性です。

赤玉土・小粒(16 L)

ベースとなる用土です。ヨドバシカメラのネットショッピングで購入した大宮グリーンサービスの赤玉土小粒です。なぜか土はamazonだと割高でヨドバシカメラだとホームセンターより安く売っています。

ベースの用土としては他にも黒土などもあげられますが、排水性・保肥性が優れている赤玉土が適しています。中粒だと大きすぎるので小粒にします。

腐葉土 (10L)

排水性・通気性、土壌生物環境を改良するための堆肥です。同じくヨドバシカメラのネットショッピングで購入しました(大宮グリーンサービス 完熟手作り腐葉土 5L)。ひょうたんは排水性が重要なので腐葉土は多めです。

腐葉土はあまり品質の悪いもの選ばないほうがベターです。判断基準としては色が黒いこと・匂いがあまりしないこと・葉等の形が残っておらず細かいこと、などがあげられます。品質が悪いものは分解・発酵が進んでおらず、窒素分を消費してしまいます。上記の腐葉土は匂いはし、葉の形も少し残っていますがそこまでひどくないし、地植えまで2ヶ月くらいの期間あるのでその間に発酵が進むと予想してそのまま使っています。発酵を進めるには水を加えて黒いシートをかぶせるなどして地温を高めると良いみたいです。

腐葉土の代わり

腐葉土の代わりとしてはバーク堆肥などがあります。バーク堆肥は樹皮などを原料とする堆肥で腐葉土と同様に土をふかふかにする効果が高く、保肥力も高いみたいです。リン酸の吸収を促進するフミン酸も多く含まれます。腐葉土と比較するとリグニンという分解されにくい成分を多く含み、それに微生物が集まるので土壌生物相の改善がより期待できます。逆に発酵されていないものが多く、そういうものは窒素を多く消費してしまいます。そのため、15%以上混ぜないほうがベターです。バーク堆肥を使う場合、できるだけ色が黒く、繊維が細かく、アンモニア臭のしないものを選びます。また、窒素肥料分は多めに入れます。今回は多く堆肥を使いたかったこともあり、腐葉土を選択しましたが、2回めはバーク堆肥を使うことも考えています。

バーミキュライト (2L)

バーミキュライトダイソーで購入しました。ダイソーは便利です。バーミキュライトは軽く、保水性・排水性・保肥性に優れています。たま、断熱性に優れており寒いときは寒くなりすぎず、暑いときは熱くなりすぎないような効果があります。使うときは1割くらい混ぜます。割と機能的には腐葉土と近いのでなくても大丈夫だと思います。ピートモスも代わりとして使えます。

混ぜていく

用土は鉢の中で混ぜても良かったのですが、混ぜづらそうだったのでコンテナ(トロ船)を用意しました。本来はコンクリートを混ぜたりするのに使うみたいです。

さて、しばらく待って土をなじませます(土壌生物相を安定させる)。2週間位たったら苦土石灰を加えます(今回の土は酸性に傾いていないのでほとんど必要ないですが、カルシウムやマグネシウムの補強目的で10Lあたり5 gだけ加えることにします)ちなみに混ぜ終わったばかりでpHは6.5でした。 測定は住友化学園芸の酸度測定アースチェック液を使いました。

さらに2週間後くらいに元肥を加えます。そしたらようやく鉢に入れます。

ひょうたん用の鉢として30型の奥行30×高さ30×幅30cmの14Lの鉢を2つ用意しました。これに合わせて基本用土は28 L用意しました。

とりあえず待ちます。待っている間はブルーシートをかけておきました。

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